旬のメンズスニーカー、ハイテク系・ローテク系のおすすめは コーデのコツは2つ
連載《プロのコーデ》エストネーション六本木ヒルズ店の菊池元希さん
カジュアルな着こなしだけでなく、きれいなコーディネートの「外し」にもなる万能アイテム、スニーカー。機能性が高く見た目も派手な「ハイテク」系が人気になる一方で、今季はシンプルで王道的な「ローテク」系にも注目が集まっている。それぞれを選ぶポイント、上手にコーディネートするコツはどこにあるのか。東京・六本木にあるESTNATION(エストネーション)六本木ヒルズ店の菊池元希さんに聞いた。 【写真はこちら】サロモン「ACS PRO」とプーマ「スター」を詳しく コーデの全身・ディテールもチェック!
■盛れるハイテク、清潔感あるローテク
――ハイテクスニーカーとローテクスニーカー、それぞれの魅力を教えてください。 「ナイキの『エアマックス』やニューバランスの『990』などに代表されるハイテクスニーカーは履き心地のよさが特徴です。その名の通り近未来的でインパクトのあるデザインのものが多く、足元に主張がほしい時に重宝します。反対にコンバースの『オールスター』やヴァンズなどのローテクスニーカーはデザインの主張が少なく、清潔感のある印象を与えます」 「コーディネートを考える時の主役になってくれるのがハイテクスニーカー、幅広い着こなしになじみやすい名脇役がローテクスニーカーというイメージですね」 ――ハイテクスニーカーの今年のおすすめは? 「以前はHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)のような丸みのあるデザインのものが人気でしたが、ここ数年でSALOMON(サロモン)やOn(オン)などの比較的幅が狭めのシルエットのものに注目が集まっています」 ――ローテクスニーカーの場合はどうでしょう? 「人気なのはアディダスの『サンバ』のようなフットサルシューズに近いデザインですが、個人的にはプーマの『スター』がおすすめです。アッパーが毛足の長いスエード素材で、スポーティーな印象が強すぎず、高級感もあるので、大人でも履きやすいです」 ――色はどう考えれば? 「使われている色が2、3色以内の派手すぎないものであればコーディネートに取り入れやすいです。1足目として買うなら無難に黒、2足目はグレーやアイボリーなどの中間色がおすすめですね」