サッカー日本代表初招集! 望月ヘンリー海輝とは何者か。FC町田ゼルビアを支える若きDFの武器とは?
日本サッカー協会(JFA)は29日、FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)グループC第1節中国代表、第2節バーレーン代表戦に臨む日本代表メンバーを発表した。J1で首位を走るFC町田ゼルビアから22歳のDF望月ヘンリー海輝が選出された。パリ五輪には出場しなかった同選手は何者なのか。 【画像】サッカー日本代表 最終予選の予想フォーメーションがこれだ! 望月はナイジェリア人の父と日本人の母親を持つ22歳の右サイドバックである。名門・三菱養和SCのユースで育ち、国士舘大学に進学。2024年に町田へ加入しとなり、プロへの道を歩み出したばかりである。世代別では、U-18、U-20の日本代表候補まで行ったが、パリ五輪のメンバーには選出されず。世代別の日本代表での出場はないにも関わらず、今回A代表にサプライズ招集された。 今季の町田では、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯の全試合にスタメン出場を果たしてはいるが、リーグ戦序盤ではベンチに入ることが多く、カップ戦要因という位置付けだった。しかし、そのカップ戦で実力を見せると、J1第18節の横浜F・マリノス戦でフル出場して以降、先発に名を連ねる機会が多くなり、鈴木準弥からポジションを奪うことに成功した。今季はここまで公式戦22試合に出場し、ゴールこそないものの2アシストを記録している。 望月の最大の特徴は、やはり192cmという長身だ。空中戦は得意で、爆発的なスピードと無尽蔵のスタミナも併せ持つ。日本代表に高さのあるSBという新たな武器が加わるのは大きい。望月は積極的に攻撃参加し、決定機も演出できる。ロングスローという特徴も日本にとってはプラスだ。今回の2試合で代表デビューを果たし、その実力を発揮することができるか注目だ。
フットボールチャンネル編集部