久保建英 (C)Getty Images

2023-24シーズンのラ・リーガ第33節が日本時間4月27日から4月30日にかけて開催。今週末に行われる今節の注目試合を紹介する。 ■レアル・ソシエダvsレアル・マドリード 前節、エル・クラシコを制し、優勝に大きく前進したレアル・マドリード。チャンピオンズリーグでもマンチェスター・シティを下し、完璧な1週間を過ごした。今季の2冠も視野に入る状況で、アノエタでレアル・ソシエダと対戦する。 そのレアル・ソシエダの久保建英は古巣戦で先発復帰する見込み。直近2試合は途中出場となっているが、モチベーションは高く、アノエタで7か月ぶりの得点を狙う。 　昨シーズンに『アノエタ』で対戦した際には、久保が1ゴールを決めて勝利に貢献していたが、期するものがある“チュリウルディン”の14番は、再び古巣を相手に牙を剥くのだろうか。 ■アトレティコ・マドリードvsアスレティック・クルブ ここ数試合調子を落とすアトレティコ・マドリード。チャンピオンズリーグ準々決勝ではドルトムントを相手に逆転での敗退が決まると、前節アラベス戦では0-2と敗戦。5試合ぶりの無得点に終わった。ジローナとの直接対決を制しながら、3位ジローナとは7ポイント差、5位アスレティック・クルブとは3ポイント差で上位対決を迎える。 対するアスレティック・クルブは今月にコパ・デル・レイを制し、歓喜を味わったが、リーグ戦では3試合勝利なし。頼みの攻撃陣にゴールが生まれず苦しんでいる。アトレティコとは今季公式戦2試合で対戦し、2勝しているが、復調のきっかけとすることはできるのだろうか。 ■バルセロナvsバレンシア 前節のエル・クラシコを落とし、今季の無冠が濃厚となったバルセロナ。いまだクラシコの判定について不満が漏れ聞こえてくるが、失った勝ち点は返ってこない。とはいえ、レアル・マドリード、そしてチャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンと互角に渡り合ったのは評価できる点で、若手を多く見出したチャビ監督の功績も大きい。 すでにチャビ監督は退任を明らかにしているが、ここに来て続投という報道も流れ始めている。いずれにせよリーグ戦残りの6試合で去就も明らかになるはず。ラストシーズンとなるのか、それとも…。