【マイルCS】アルナシーム“サンデーサイレンス4×3”確実性のある配合 さらなるアップグレードに期待
「マイルCS・G1」(17日、京都) 2日に行われた京王杯2歳S。パドックを歩くパンジャタワーを見て、旧友の五十嵐助手が担当していることには気付いていた。でも、まさかあれだけのパフォーマンスができるとは…。レース後、検量室前で彼と目が合ってグータッチ。「完成度?まだまだ全然。それでいて重賞を獲るんだから大した馬です」。今後の成長が楽しみだ。 五十嵐君と言えば、今はSNS等で“アルしゃん”と呼ばれる人気者アルナシームの担当者という顔の方がよく知られている。2走前の中京記念で重賞初制覇。出世は遅れたが、重賞ウイナーの仲間入りを果たして21年朝日杯FS(4着)でしのぎを削った同期のドウデュースやセリフォス、ダノンスコーピオン、ジオグリフ、トウシンマカオらと肩を並べた。 母のジュベルアリは未出走に終わったものの、17年皐月賞馬アルアイン&21年ダービー馬シャフリヤールの全姉という超良血。父モーリス×母の父ディープインパクトは“サンデーサイレンス4×3”クロスができるのが強みで、確実性のある配合から22年エリザベス女王杯を制したジェラルディーナや、昨年の府中牝馬Sを制したディヴィーナ、21年ファルコンSを制したルークズネストが重賞を制した。今年のサウジアラビアRCを制したアルテヴェローチェもそう。まだまだアップグレードできそうです。