野菜高値基調、県内も 高温・長雨で出荷量不安定(愛媛)
9月に入っても続く高温に台風による長雨も重なって全国的に野菜の出荷量が不安定になり、愛媛県内でも価格が高値基調になっている。実が太らなかったり、主産地で腐敗が出たりしたことが生産量に影響しており、関係者は「気温が下がらないと価格は落ち着かない」と秋の気候の到来を切実に望んでいる。 松山中央卸売市場に入る松山青果(松山市久万ノ台)の9月の仕入れ価格(12日まで)は入荷量の減少を受け、北海道産メークインが前年比63%高、愛媛・熊本県産ミニトマト26%高、長野県産ハクサイ13%高などとなっている。高市裕二取締役主管は「今も8月並みの暑さが続く。昼夜の寒暖差がないと生育が遅れる」と気をもむ。
愛媛新聞社