【横浜好き】筒香嘉智が復帰。MLBから復帰した選手の『ビフォーアフター』を検証してみた
参考までに、他チームの野手(外野手)でMLBから国内復帰を果たした選手を見ると、直近では2018年に東京ヤクルトへ復帰を果たした青木宣親が、MLB移籍前年(2011年)の成績が144試合出場で打率.292、4本塁打、44打点。MLB6年間で759試合、打率.285、33本塁打、219打点の後、国内復帰を果たした2018年は127試合、打率.327、10本塁打、67打点をマークしています。
もう1人、2013年に阪神で国内復帰した福留孝介は、MLB移籍前年(2007年)の中日での成績が81試合出場で打率.294、13本塁打、48打点。MLB5年間で596試合、打率.258、42本塁打、195打点の後、国内復帰した13年は63試合、打率.198、6本塁打、31打点となっています。
青木は2010年に打率.358で自身3度目の首位打者、福留は2006年に打率.351で自身2度目の首位打者と、MLB移籍の前々年にキャリアハイに近い成績を残しています。また、福留は日本復帰後10年間、阪神、中日でプレーし、青木は日本復帰後6年間、東京ヤクルトでプレーして今季も現役ですが、2人とも復帰後は打撃タイトルを獲得していません。
筒香はMLB移籍前年の2019年が131試合出場で、打率.272、29本塁打、79打点。MLBでは新型コロナウィルスの影響もある中、3年間で182試合、打率.197、18本塁打、75打点と振るわず、昨季はMLB出場がありませんでした。
MLB実績では前述した2人の外野手に及びませんが、福留が35歳、青木は36歳での日本復帰に対して、筒香は32歳での復帰と、まだ伸び代があるとも言えそうです。2023年には米独立リーグでもプレーするなど、海外での4年間の苦労を日本で活かせるか。元主砲の『進化』に期待したいものです。
◆今週の度会隆輝(4月16日~21日) 広島、東京ヤクルト相手の5試合でマルチ安打なしの3安打のみ。16日の広島戦に第1打席で安打を放った後、17日には3三振を喫するなど9打席出塁なし。