梅沢富美男の“引退”を思いとどまらせた、意外な大御所の金言「売れねぇ役者に壁があるか」
俳優の梅沢富美男が11日放送のテレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。 逆境の強レア大先輩SP」(午後6時30分)に出演。引退を考えた際に相談し、金言をくれた大御所漫画家の存在を明かした。 若い頃はなかなか売れず、役者を辞めようと悩んだ梅沢は、漫画家の石ノ森章太郎さんに相談。梅沢の母と石ノ森さんの義母が友人で、何度か観劇してくれていた縁があった。辞めようとする理由を「壁にぶつかったんです」と説明すると、石ノ森さんは「生意気なことを言うな」とばっさり。「売れねぇ役者に壁があるか。壁っていうのは売れた人が作る。俺は何を書いても『仮面ライダー』が壁。何やったって同じ芝居してるなって言われたら壁。お前は必ず売れるから頑張れ」と説かれたという。 その際、石ノ森さんが好きな、ちあきなおみが歌う「矢切の渡し」のレコードを渡され「相舞踊をやってみろ」と助言されたという。兄・武生さんに提案すると「男と女の歌だから、お前が女形やれ」と言われ女性の所作を研究。研究の銭湯に通う女性の姿を電信柱に隠れて眺めていると、「交番のおまわりさんに捕まった」とオチまでついた。 ただ石ノ森さんの提案で始めた女形は大きな話題に。「下町の玉三郎」と呼ばれるようになり、一躍、
報知新聞社