ヒョンデのアビテブール代表、ラリー・モンテカルロ制したヌービルは「これまでよりも強いドライバーになった」
ヒョンデのティエリー・ヌービルは、WRC開幕戦ラリー・モンテカルロでキャリア最高レベルの走りを見せ、セバスチャン・オジェ(トヨタ)に16.1秒差をつけて勝利した。 【動画】WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ2024:パワーステージハイライト ヌービルは土曜日を首位で終えると、パワーステージも含めて日曜日のステージを3連勝。今季から導入された新しいポイントシステム下でもフルポイント30点を獲得する、まさに完勝だった。 チーム代表のシリル・アビテブールは、ヌービルのパフォーマンスについて振り返り、ライバルに対して新たなレベルに達したというメッセージを送るようなものだったと考えている。 アビテブールはmotorsport.comに、次のように語った。 「私は(過去)チームにいなかったのでコメントするのは難しいが、昨年は2勝しているし、勝てるチャンスはもっとあった。彼が優勝のチャンスに近づいていたときに何かが起きていたのも事実だ。我々はこのことについて話し合いをした」 「こういう瞬間がドライバーの人生にとって重要だと信じたい。そうしたことを話し合うのは簡単なことではないが、我々はそうしたんだ」 「この週末に起きたことも、彼がこれまで以上に強い人間、強いドライバー、強い競争者になっているからだと願っている。私から見れば、私がチームに加わってからそうなったんだ」 昨シーズンから、ヌービルにどのような変化が見られたかについて尋ねられ、アビテブールは次のように付け加えた。 「分からないが、それは彼がきちんと成功し、ミスを犯さないという自信だ」 「それは色々なことの組み合わせだと思うし、特効薬はない。彼とはクルマとの相性の良さについて話してきた」 「クルマと一体になっているとき、彼は特別な瞬間がなくてもプッシュすることができるんだ。そうすれば限界が見えてくる」 「ラリーのどの時点でも彼が限界の中に留まっていたと思うし、それは彼を中心にクルマを作り上げてきたおかげだ」
Tom Howard