ナンニ・モレッティが映画監督の主人公を演じた「チネチッタで会いましょう」11月公開
ナンニ・モレッティの新作「Il sol dell’avvenire」が「チネチッタで会いましょう」の邦題で 、11月22日より東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。 【動画】映画「チネチッタで会いましょう」特報(他2件) 本作は、モレッティ自ら時代の変化に付いて行けない映画監督の主人公を演じた作品。イタリアの映画監督ジャンニは、撮影所チネチッタでの新作の撮影を控えていた。順調だと思っていたのはジャンニだけで、俳優たちは的はずれな解釈やトンチンカンな発言を繰り返し、40年連れ添ったプロデューサーの妻からは別れを告げられてしまう。さらにはフランスのプロデューサーが詐欺師とわかり、資金不足で撮影はストップ。映画監督としての地位を築き、愛する家族もいるはずなのに、痛い目に遭ったジャンニは、自分の人生を見つめ直していく。 脇を固めるのは、マルゲリータ・ブイやマチュー・アマルリック。モレッティは、フェデリコ・フェリーニ、クシシュトフ・キェシロフスキ、マーティン・スコセッシといった監督たちにオマージュを捧げながら、ところどころに自身の過去作を引用した。本作について「映画には、私たちに明るさと幸せになりたいという気持ちを再発見させる魔法の力がある。どんなことがあっても」と語っている。映画は2023年に第76回カンヌ国際映画祭のコンペティションに出品された。 配給はチャイルド・フィルムが担当。YouTubeでは特報が公開されている。 (c)2023 Sacher Film–Fandango–Le Pacte–France 3Cinéma