京津冀地区、1月から7月の輸出入が3.6%増加
【東方新報】中国・河北省(Hebei)石家庄(Shijiazhuang)税関によると、今年の1月から7月までの間に、京津冀(北京・天津<Tianjin>・河北)地区の輸出入総額は2兆9400億元(約60兆4540億円)に達し、前年同期比で3.6パーセント増加した。 京津冀地区は、輸出入の取引相手が広がっている。今年の前7か月で、欧州連合(EU)向けの取引額は3706.1億元(約7兆6207億円)で前年同期比1.9パーセント増加した。米国向けは2528.1億元(約5兆1984億円)で2.3パーセント増加し、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは2388.4億元(約4兆9112億円)で1.1パーセント増加した。また、「一帯一路(Belt and Road)」関連国向けは1兆4700億元(約30兆2270億円)、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アで構成する新興5か国(BRICS)向けは6034億元(約12兆4075億円)で、それぞれ前年比13.5パーセント増加している。 京津冀地区の企業も活発に活動している。国有企業の輸出入額は1兆6500億元(約33兆9283億円)で前年比1.2パーセント増加し、民間企業は6864.7億元(約14兆1156億円)で12.1パーセント増加した。外資系企業の輸出入額は5980.9億元(約12兆2983億円)で1.6パーセント増加している。 貿易の種類も多様化している。一般貿易の輸出入額は2兆3300億元(約47兆9109億円)で、京津冀地区の輸出入総額の79.3パーセントを占めている。保税物流は3305.7億元(約6兆7974億円)で前年比24.3パーセント増加し、加工貿易は2179.8億元(約4兆4822億円)で7.9パーセント増加した。 エネルギーの安定供給も向上しており、主要品目の輸入は1兆1200億元(約23兆301億円)で、輸入総額の52.1パーセントを占めた。特に、原油の輸入は7456.5億元(約15兆3325億円)に達した。また、機械電気製品の輸入額は4305.1億元(約8兆8524億円)に上った。 電動自動車(EV)の輸出が急増している。機械電気製品の輸出は4384.2億元(約9兆151億円)で15.4パーセント増加し、農産品の輸出は207.4億元(約4264億6832万円)で6.7パーセント増加した。さらに、「新三つの主要輸出品」の輸出は428.3億元(約8806億9616万円)で73.1パーセント増加している。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。