ボルボ・EX30はマネジメントに長けた知的なゴルファーにピッタリ!
ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める。その小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はボルボ・EX30です! 動画/ボルボ・EX30のラゲッジスペースにキャディバッグは何本積める?
もしもアナタがおしゃれ北欧的ミニマリストだったら?
物凄く効率的な人、無駄を省き、なんでもゴールに向かって最短距離で行く人はどんなゴルフプレーをし、どんなクルマでゴルフ場に行くのでしょう? 小沢はこういうクルマだと思いました。北欧が生んだ新世代バッテリーEV、ボルボ EX30! このクルマはある種、美しき省略の塊です。ガソリン車時代のしきたりや常識をことごとく無視し、無駄がない。 ボディはとにかくコンパクト。“ボルボ史上最小のEV”をうたうだけあって大人5人が普通に乗れつつ、全長4.2m台で全幅1.85mを切るサイズ。全高も日本マーケットのリクエストに応えたのか1.55mで立体駐車場にも入ります。 動的スペックも十分で、今回乗ったシングルモーターエクステンデッドレンジは272psのリアモーターと69kWhの大容量電池を備え、モード航続距離は560kmと長い。オマケに0-100km/h加速も5.3秒と俊敏。見た目もザ・北欧デザインでシンプルかつ優雅。自慢のトールハンマー形フルLEDヘッドライトはボルボらしさと同時に新しさアリ。 インテリアはかつてないほどリサイクルプラスチックを多用し、それでいてオシャレ。無駄なくかつ北欧らしさ満載。 さらに驚くのは振る舞いでありスイッチの少なさです。マッチ箱のごときキーを握りボディに近づけばウェルカムライトと共にドアロックが自動解除され、乗り込んでシフトレバーをDに入れ、アクセルを踏んだらもう出発。よくあるイグニッションボタンもパーキングブレーキも省かれているのです。スイッチ類も極力省かれ、インパネは丸形というより角形ステアリングとその横にレバーが2本生えているだけ。独立メーターもドア内蔵のパワーウィンドウスイッチもなく、その手はセンターコンソールに備わるのみ。 代わりにメーター情報、ナビ情報、エアコン操作スイッチ、ハザードスイッチはすべて縦型ナビモニターに備わっており、これがグーグル搭載でスマホ的使い勝手。好きな車載アプリを選んで自由に扱えるのです。YouTube視聴も可能。 唯一残念なのはラゲッジ容量が318リッターでバッグはドライバーを抜いて1本積載が精いっぱいのところ。しかしリアを倒せば2バッグはOKで問題ナシ。 北欧家具好きで、無駄が嫌いで、かつインテリジェントなアナタにピッタリの一台なのです。 撮影車種/ボルボ EX30 全長×全幅×全高/4235×1835×1550mm メーカー希望小売価格/559万円~ 撮影/望月浩彦 撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ ※週刊ゴルフダイジェスト2024年5月21日号「至高のゴルフCARを探せ 小沢コージの只今コージ中!」より
週刊ゴルフダイジェスト