成田凌“冴木”と吉川愛“花音”、手つなぎの一夜明けて驚がく展開へ<降り積もれ孤独な死よ>
成田凌主演のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信) の第4話が7月28日に放送された。あとどれだけ衝撃を受けるのだろうか。サスペンスとしては秀逸な引き込まれる展開であるが、第4話もSNSで「えっ」と驚きの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】花音(吉川愛)にチョコレートをもらう冴木(成田凌) ■予測不能な結末へ誘うヒューマンサスペンス 同ドラマは、原作・井龍一、漫画・伊藤翔太による同名コミック(講談社)をベースに、オリジナル要素を付け加えて映像化。 13人の子どもたちの白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から7年。一人の少女の失踪事件をきっかけに、灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び浮かび上がる。過去と現在、2つの事件の謎が降り積もる中で真相が紐解かれていく、スリリングなヒューマンサスペンスだ。 凄惨な事件を捜査する主人公の刑事・冴木仁を成田、冴木の前に現れる謎の女性・蓮水花音を吉川愛、事件が起きた屋敷の持ち主で容疑者でもある灰川十三を小日向文世が演じる。ほか、冴木の先輩刑事・五味明日香を黒木メイサ、冴木の後輩刑事・鈴木潤を佐藤大樹(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、花音と同じく灰川邸に住んでいて生き残った子どもであり、冴木の腹違いの弟である瀧本蒼佑を萩原利久、2024年の現代パートでの週刊誌記者・森燈子を山下美月。 ■冴木と花音は灰川の過去を知る 虐待加害者を襲う連続傷害事件の犯人だった冴木だが、灰川邸事件の真犯人を明かしてから自首すると決意。灰川邸事件は、容疑者・灰川の死により捜査が終了となっていたが、謎は残っていた。 冴木は花音の推測から灰川の過去を調べ始めた。戸籍を買った可能性がある灰川。手がかりは蒼佑が覚えていた「降り積もれ孤独な死よ 灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」という詩。灰川が育ったという“灰色の雪”が降る場所として、石炭工場による大気汚染があったある村が浮かび上がる。さらに、そこでは50年前に顔に大きなあざと手に傷がある14歳の少年が父親を刺し殺す事件が起きていた。 花音と共に村に向かった冴木は、佐藤創(はじめ)という人物に行き当たった。生まれつき顔の半分くらいにあざがあった創は、世間体を気にする資産家の父親によって屋敷に閉じ込められていた。ある日、創は逃げ出すが、すぐにつかまり、父親はその罰として手のひらにバツ印の傷をつけたのだという。 ただ、刺殺事件のきっかけは、14歳になった創が知り合った芸術家の男だった。創が男を慕うようになったことを気に入らなかった創の父親によってよくないうわさが流され、追い詰められて自ら命を絶ってしまったのだ。 ■手をつないで眠る冴木と花音にドキドキするも、心震える展開へ 第1話冒頭で意味深だった血まみれの少年の描写は、灰川の本当の過去である創であったことが示された。また、芸術家だった男から手のひらのバツに線を加えると亀の甲羅や雪の結晶のようになり、「これはこの世界で一番強い形だ」と勇気づけられた創。その形こそ、灰川が子どもたちに家族の証としていた“リッカのマーク”だった。リッカ=六花は雪の別名だという。 その晩、宿に空き部屋がなく、1つの部屋で就寝することになった冴木と花音。「寝るのが得意じゃない」という花音に請われ、冴木は手をつないで眠った。冴木は父に、花音は母に。同じように幼いときに虐待を受けていた2人の距離が近づいていくようで、ドキドキする描写だった。 ところが、その気持ちがハラハラに変わっていく。 事件現場の灰川邸に飾られていた絵について新たな謎が判明し、向かった冴木と花音。冴木の後輩である鈴木も合流したところで、顔に傷がある男に襲われた。その男は、灰川が留置場で亡くなった時に署の監視カメラに映っていて、花音が突き落とされた現場近くや自宅前にも現れた人物だ。 男が奪った鈴木の拳銃の弾が冴木の肩をかすめ、さらに応戦しようとした花音の腹部にも暴発した銃弾が当たった。男は逃げ出したが、花音は「冴木さんと一緒にいられて楽しかった」と感謝しつつ、「諦めないでください、何があっても…」と続けて意識を失った。 SNSには「えっ!?花音ちゃんどうなるの」「花音ちゃんここで退場?」「冒頭で森さんが持ってた記事がこれなのか」「予測の斜め上をいく」など驚きの声が集まった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部