0系新幹線京都へ ── 大阪の工場から鉄道博物館へ移送
0系新幹線、いざ京都へ──。大阪市港区の「旧交通科学博物館」に長年展示され、昨年、同館閉館とともに大阪の整備工場へ移送されていた新幹線「0系」車両が1日、京都市下京区で2016年にオープンする「京都鉄道博物館」へ移送された。
旧交通科学博物館で大人気だった0系車両
この0系は、昨年11月にJR大阪環状線弁天町駅高架下にあった「旧交通科学博物館」に長い間展示され、多くの来館者に親しまれたもの。 1978年まで活躍した0系の量産第1編成の車両。実車の引退に際して第1号編成のうち4両が同博物館に搬入され、展示されていた際「新幹線の運転台」に入場することができ、多くの子どもたちが目を輝かせながらハンドルを握っていた。 同日未明に大阪市内の整備工場を出発。約5時間かけ、京都鉄道博物館へ搬入された。この移送の様子を写真におさめようと、多くの鉄道ファンが駆けつけ、降りしきる雨の中、搬入作業は慎重に行われた。今後も順次、別の車両を搬入する予定だという。