《647分で5ゴール》のユヴェントス第3のFW 限られたチャンスをものにするストライカーが定位置確保へ猛アピール
ハットトリックの活躍
ユヴェントスは12日にコッパ・イタリアの準々決勝でフロジノーネと対戦。4-0で大勝を収めたこの試合で活躍したのがFWアルカディウシュ・ミリクだ。この試合でFWケナン・ユルディズと共にツートップでスタメン出場を果たしたミリクは、ハットトリックを決める大活躍を見せた。 ユヴェントスではFWフェデリコ・キエーザとドゥシャン・ヴラホビッチがツートップを組むことが多い。そのため、ミリクは現在は怪我で離脱しているFWモイーズ・キーンと共に第3、第4FWとして考えられていた。さらに最近は18歳のユルディズも台頭してきており、ユヴェントスの攻撃陣は豪華な顔ぶれとなっている。 フロジノーネ戦でハットトリックを決め、存在感を見せたミリクについて、伊『La Gazzetta dello Sport』は「誰よりも出番が少ないが、ゴールで応える。アッレグリにとってミリクは特別な武器。控えの選手ではない」と絶賛。 ミリクは公式戦20試合に出場し5ゴール1アシストを記録しているが、プレイ時間は647分と少ない。キエーザはここまで公式戦1194分プレイし、5ゴール2アシストとなっており、ヴラホビッチは1110分プレイし、7ゴール2アシストだ。最近出場時間を伸ばしているユルディズはトップチームでの出場時間は329分となっているが、ユヴェントスのリザーブチームでの出場時間を合わせると929分プレイしている。直近1カ月間離脱しているキーン(プレイ時間472分)はミリクより少ないが、同選手が限られた出場時間の中で結果を残していることがわかる。 ここまでは公式戦20試合でわずか5試合のみのスタメン出場となっているミリクだが、フロジノーネ戦の活躍はスタメン獲得に向けた猛アピールとなったに違いない。ユヴェントスはリーグ戦でも首位インテルとの勝ち点差は2となっており、スクデットを十分に狙える位置にいる。 直近16試合負けなしの絶好調なユヴェントスでミリクは定位置を確保することができるのか注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部