「国は私をたたえよ…だと!」3人産んだアタシは偉いとふんぞりかえって…多産嫁に、50代姑の怒りが沸騰している理由
東京都の高校授業料実質無償化、国の多子世帯大学無償化など、続々と子育て支援策が打ち出されている。 「忘年会の幹事?先輩やってください」イラっとしたら負け。Z世代モンスターの指導法 こうした施策に対する感想は人それぞれであろうが、ありがたいと感じる育児世代は少なくないのも事実だ。 だが、財源の問題や税の平等性についてはより深い議論が必要ではないか。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は一連の育児支援策についてこう指摘する。 「少子化がいよいよ深刻化し、後手後手な印象の育児支援もようやく動き出した感はありますが、どこかにお金を使えば他の何かが手薄になったり負担増になったりすることは明らか。世帯間、世代間での不公平感へも配慮が必要といえるでしょう」 「『病院タダなんだから行かなきゃ損でしょ。この時代、私みたいなママを優遇しないでどうするの?』なんて言う嫁です。 子供の医療費や教育費が無料なことを当然視していますし、何かにつけ『子供が少ない時代に3人も産んで自分はエラい』とふんぞり返っていることが見て取れる。腹立たしいです」 こう語るのは、小野原志乃さん(仮名)。33歳の長男一家と敷地内別棟同居をしている、58歳の会社員だ。長男の嫁は29歳。7年前に長男と結婚してから立て続けに出産し、年長を筆頭に3人の育児中だという。
「少子化の時代に3人の子をもうけたことは立派です。 ただ、お子さんのいない方も含め、さまざまな方の血税があって初めて教育も医療も施してもらっている、という謙虚さが一切ないことに怒りを感じてしまいます」
志乃さんは、産んだアタシはエラいとふんぞり返っている嫁を許容できない。 「こういうこと言うと若い人は嫌がるかもしれませんが、海の向こうでは幼い子供が戦地で亡くなっているんですよ。どれだけありがたい環境にいるか、わかっているんでしょうか」 育児にはお金がかかって当然なのに、その覚悟がなく、税金を使って手厚く育児を支援されるのが当然の権利だと考える嫁はおかしいというのが志乃さんの言い分だ。 「何より、孫世代の税負担がどうなってしまうのかなど微塵も考えていない嫁です。こんな人が親で大丈夫か、こんな女に育てられるうちの孫は大丈夫かと不安になるんです」