【Krush】「負けたら引退」を懸けていた試合で対戦相手が体重超過、大岩龍矢「プロとして、契約を守れない選手とは正直試合する気にもなれないし、タイトル挑戦権に近い一戦にもかかわらず守れない選手には、挑戦権を得る資格もない」
2024年2月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.158』の前日計量が、23日(金)都内にて13:00より行われた。 【写真】しっかり身体を作って来た大岩 第6試合のライト級3分3R延長1Rで対戦する大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は62.45kgで計量をパスしたが、弘輝(WORLD TREE GYM)は予備計量で1.15kgオーバーのため本計量・記者会見には参加しなかった。 単独で会見に出席した大岩は「明日は満員ということで、全力で楽しみたいなと思ってます」と意気込み。再計量の結果待ちとなる弘輝については「落としてくれることを願ってます。プロとして、契約を守れない選手とは正直試合する気にもなれないし、タイトルの挑戦権に近い一戦にもかかわらず守れない選手には、挑戦権を得る資格もないと思うので」との見解を述べた。 この試合のためにやってきたことを聞かれると「前回(12月、K-1大阪での篠原悠人戦)、変わった姿を見せるつもりだったんですけど、すぐ倒しちゃったんで、今回は成長した姿、“NEW大岩龍矢”を見せたいなと思ってます」という答え。「横山朋哉選手に負けてからは格闘技だけに集中して、自分に何が足りないかを見つめ直した時に足りないことばっかで、タイに修行に行っても学んだことがたくさんありました。最近は練習もハマってるし、『大岩、変わったね』ってみんなにも言われて自分でも思うし、それを早く試合で見せたいという楽しみが勝ってます」と続けた。 すでに公開されている煽り映像の中では「この試合に負けたら引退」と宣言している大岩。「これが最後の挑戦だと思っています。やめるとなった時にやり残したことはないかなと考えたら、100%で格闘技に向き合えてなかったことだなと思って。今は皆さんのおかげで格闘技だけで生活できてますし、100%練習に打ち込んでるので」とその理由を話す。 盟友・武尊が死闘を繰り広げたスーパーレック戦から受けた影響を聞かれると「僕は試合だけじゃなく練習でも、いつも武尊の背中を見てきているので、いつもいつも吸収するものはたくさんあるし。僕は本物を追求していて、武尊は本物だし、この前のスーパーレック戦、あれが本物だし、本物の姿勢を常に見せてもらっているという感じですね。だから自分も腐れないし、どんどん追求できてる環境だなと思います」と、いつも刺激を受けているとする。 髪型を変えてきたことで「スッキリして、言葉もスラスラ出ている」と記者に評されると笑顔になり、「出てますか? それってオーラだと思うんですよ。いつもふざけてますけど、根はしっかりしてるんで。それぐらいの気持ちで今は格闘技と向き合っていて、もうアホは卒業ですよ。格闘家の大岩龍矢、本物の大岩龍矢と言われるような選手になってきてるってことです。明日はそれを見せます」と自信満々に語った。 その後、再計量に臨んだ弘輝だったが、950グラムオーバーで計量をパス出来ず。減点1、グローブハンデ、ファイトマネー減額のうえで試合が実施されることになった。
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