『ドラゴンボールDAIMA』魔人ドゥーは魔人ブウに匹敵? 無印版や『Dr.スランプ』ネタも
新たに誕生した魔人クウのまさかの実力が判明した前回。『ドラゴンボールDAIMA』第11話「デンセツ」では、タマガミ・ナンバー・ツーにベジータが挑む。中でも印象的だったのが、新キャラクターの魔人ドゥーの予想外の強さ。愉快なキャラクターが増え、物語が面白くなってきた。 【写真】ベジータ戦闘開始! 飛行機に乗って、ナメック星人たちの故郷から飛び立とうとした悟空たちの前に、怪しげなナメック星人が現れる。彼の名前はネバ。悟空たちに対して、いきなり高橋洋樹の「魔訶不思議アドベンチャー!」を歌うなどボケているようにも見えるが、大魔界のドラゴンボールを作った伝説のナメック人というすごい人物だ。第1話でもゴマーとデゲスとともに地球に降り立ったが、そこでドラゴンボールを使ったのもネバの存在があったからこそ。ゴマーたちを裏で利用していたのはネバだったとも言える。 ネバは実はかなり思慮深い人物で、タマガミたちを作ったのも彼だった。元々はナメック星人の努力に対する褒美としてうまく使われていたが、次第にドラゴンボールを悪用する者が現れたため、仕方なくタマガミを作ったのだという。ドラゴンボールを集めて願いを叶えるためにはナメック語を喋れなければいけない。そこでネバは自ら申し出て、悟空たちと一緒にドラゴンボールを集める旅に同席することになった。 その頃、ドクター・アリンスと魔人クウはタマガミ・ナンバー・ワンとの戦いに敗れ、大魔女マーバのもとへと戻ってきていた。それにしても魔人クウのキャラクターがすごくいい。フォルムもそうだが、時には笑顔を見せたり、驚いたりと表情も豊かでむしろかわいらしく思えてきた。今のところバトルで活躍する未来が見えないが、ドラゴンボールの愛されるアイコンとして今後も活躍の場は与えられていくのだろう。
ベジータがタマガミ・ナンバー・ツーとの戦いに挑む
魔人ブウのエキスが足りないがゆえに、魔人クウが生まれてきてしまったのではないかと考えたアリンスは、マーバに頼んで2人目の魔人を生み出すことに。今度は暴走する危険性も加味した上で、タマガミに勝てる実力のある魔人を生み出すために、栽培マンのタネを通常の倍となる20cm深く埋めるという一か八かの賭けに打って出た。そこで生まれたのは魔人ドゥー。丸いフォルムと「チョコが食べたい!」というセリフは、どこか魔人ブウを彷彿とさせる。登場シーンでは「んちゃー!」と挨拶するシーンもあり、『Dr.スランプ』のアラレちゃんの要素もふんだんに盛り込まれている点もファン心をくすぐられる。 魔人クウとは兄弟になるわけだが、性格も能力もまるで違う。タマガミ・ナンバー・ワンとの決闘に挑んだ魔人ドゥーは見た目とは裏腹に体を活かした素早い動きでタマガミ・ナンバー・ワンを翻弄していく。少々天然な一面もあるが、実力は本物だ。タマガミ・ナンバー・ワンと対等、いや圧倒しているのを見ると、魔人ブウよりも実力は上だろう。 魔人ドゥーを演じるのは『ドラゴンボール』シリーズ初出演となる落合福嗣。『灰と幻想のグリムガル』のモグゾー役や『火ノ丸相撲』の小関信也役など、人気作に出演してきた。自由奔放な魔人ドゥーをどう演じるのか非常に楽しみだ。 一方のベジータもタマガミ・ナンバー・ツーとの戦いに挑む。互角の戦いを見せるベジータだったが、クラーケンの邪魔も入り、劣勢に立たされてしまう。悟空はタマガミ・ナンバー・スリーとの勝負で超サイヤ人に力を解放したが、ベジータはまだ力を温存している。果たしてベジータはピンチを脱することはできるのか?
川崎龍也