<WHO I AM >IPC&WOWOWのドキュメンタリー新シーズン パリ・パラリンピック“完全版” 上地結衣選手らメダリスト4選手が登場(コメント全文)
ーー他メンバーの印象やメッセージをお願いします。
木村選手は、パリ大会が終わって帰国した時に声を掛けてくださいました。今まで金メダリストと言えば、という存在だった木村さんから「良かったですね、僕も見ていました」と言っていただけたので、やっと一緒に並べた気持ちです。お話もすごく上手で面白いので、いつもお会いするのが楽しみです。伊藤選手はレジェンドで、絶対にここでやっていくという気迫をすごく感じる方だなと思います。選手村では、毎日メダル獲得の号外が張り出されていたのですが、伊藤選手の時には人だかりができていました。その年齢まで競技を続け、パラリンピックに出場し、なおかつメダルまで獲得されるのは本当にすごいと思います。小田選手は同じ競技なので、近くで見させてもらっていますが、日本や世界に新しい車いすテニスの選手像を示す、これまでにいなかったタイプの選手だと思います。次は何をしてくれるんだろう、といつも驚かされることばかりです。
◇木村敬一選手
ーー今年を振り返って、どんな一年でしたか?
忙しかったな、と思います。娘も生まれて、パラリンピックもあって、大きなことが起きすぎました。
ーー新年の目標や抱負を教えてください。
緩やかに、穏やかに、平和な一年にしたいです。
ーー今回の作品を通して、注目していただきたいところは何ですか?
東京パラリンピックがゴールではないということが伝わればうれしいです。
ーー他メンバーの印象やメッセージをお願いします。
上地選手は、お互いこどものころから一緒にパラリンピックにでていたので、今回ついに優勝できて、本当にうれしかったです。伊藤選手も、どこまで戦い続けるのか、人類としての可能性を示してくださっていると思います。小田選手は、どこまで強くなってしまうのか、もはや恐ろしいです。
◇伊藤智也選手
ーー今年を振り返って、どんな一年でしたか?
今年1年を振り返れば、4月にIPCから連絡が来て、6月にクラス分けが受けられると聞いたあたりから、人生が少し転がり始めたのかなと思います。そして、元のクラスであるT52に戻していただいたところから、一気に僕の中で止まっていた時間が動き始めました。パリで走ることができて、これまで共にスタートラインに立ってきた素晴らしいライバル達と、同じゴールをくぐっていくという、僕にとって理想的な1年だったんじゃないでしょうか。