最高峰の日本画ずらり 院展金沢展、県立美術館で13日開幕
再興第109回院展金沢展(日本美術院、北國新聞社、石川県立美術館、一般財団法人県芸術文化協会主催)は13日、金沢市の県立美術館で3年ぶりに開幕する。12日は陳列作業が進められ、日本美術院の同人や気鋭作家による最高峰の日本画101点が会場にずらりと並んだ。 金沢展では今年、文化勲章を受けた田渕俊夫理事長の「遠い思い出 灼熱の詩」、文化功労者に選ばれた那波多目功一氏の「夕映の松」など、日本芸術院会員、日本美術院の同人らによる秀作が出品される。 会場では日本美術院同人の北田克己さん(金沢美大客員教授)が陳列指導を行い、日本画の繊細な表現や巧みな技法を伝える展示空間を整えた。 院展は日展日本画部と並ぶ規模、質を誇る最高峰の日本画展として開催されており、金沢展は2021年以来となる。会期は26日まで。入場料は一般千円、大学・高校生600円、小中学生400円となる。