カーリング日本選手権『まなざし』【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。 カーリング日本選手権『まなざし』【写真4枚】 「氷上のチェス」と称されるカーリング。 相手チームとの心理戦も含めた高度な戦術とテクニックが求められる競技だ。 その日本一を決める日本選手権が1月28日から2月4日まで札幌市内で開催された。 今大会は、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の日本代表選考レースの初戦にも 位置付けられ、2022年北京冬季五輪で銀メダルのロコ・ソラーレが予選で敗退するなど 予選からハイレベルな激戦が繰り広げられた。 こうした中、私がフォーカスしたのは選手たちの情熱的な“まなざし”だ。 一投、一投のストーンに集中し、チームの戦術の成否に一喜一憂する“まなざし”。 あくまでも“勝つこと”にこだわる選手たちの強い執念をそこに見た。 ■カメラマンプロフィール 撮影:西村尚己 1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。 人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。 大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。 現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。 2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞 2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。 各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。