チケット完売続出の「『呪術廻戦』展」 芥見先生の解説てんこ盛り&グッズ最高で神イベに<取材レポ>
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中のマンガ『呪術廻戦』の“創作秘話”を解き明かす大型展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」が、7月6日(土)から期間限定で、東京・渋谷ヒカリエ内の「Hikarie Hall」で開催される。今回クランクイン!トレンドは、一般公開に先駆けて7月5日(金)に実施されたメディア向け内覧会に参加。ファン垂涎の展示内容やグッズを紹介する。 【写真】九相図兄弟がラバーキーホルダーに! 「芥見下々『呪術廻戦』展」公開されたグッズ一覧 ■情報量の多さに驚き! 今回開催される「芥見下々『呪術廻戦』展」は、デジタル手法による『呪術廻戦』の創作工程を、作者の解説も交えながら一挙公開し、ストーリー、キャラクター、イラストワークの数々が、いかにして生み出され、進化を遂げ、高みへと構築されるのかなど、完成原稿になる前の貴重なネームや下書きを惜しみなく展示する大型展覧会。 チケットは日時指定制で、「イープラス」で販売。7月5日現在販売ページを見ると、現在販売対象の回は完売となっている。8月の平日分と「後期事前抽選販売」の残数は、7月13日(土)の10時00分から先着順で販売されるため、気になる人はここが最後のチャンスになるだろう。 会場は合計4つのエリアで構成され、完成原稿ができるまでのネーム・下書きを惜しみなく展示する「領域之壱 プロトタイプ&ネーム」、デジタル作画ならではの『呪術廻戦』の緻密な創作工程を分かりやすく紹介・解説した「領域之弐 デジタル作画メソッド」、ストーリーごとに区切ったエリアで、キャラクター、設定、ストーリーについて、ネームや下書き、背景画を交えて作品づくりの最深部を解説する「領域之参 連載原稿 総力解説」、渾身のカラーイラストの数々を大迫力のサイズで展示する「領域之肆 カラーイラスト」を順に楽しめる。 入ってまず目に入ってくるのは、「領域之壱 プロトタイプ&ネーム」エリアの秘録ネームの展示。「週刊少年ジャンプ」の増刊である「ジャンプGIGA」において4話連載され、後にコミックス第0巻として刊行された『東京都立呪術高等専門学校』を紹介し、これまで未公開のネームの一部を抜粋してパネルで展示。さらに、『東京都立呪術高等専門学校』発表後に、「週刊少年ジャンプ」本誌の連載会議用に制作したプロトタイプ『呪術匝戦(じゅじゅつそうせん)』の未公開ネームを一部抜粋してパネル展示もしている。 特にボリュームがあるのが「領域之参 連載原稿 総力解説」。第1話「両面宿儺」~呪胎戴天~幼魚と逆罰編から人外魔境新宿決戦編まで、「完成原稿出力」+「原画データ体感ディスプレイ」+「作者解説」+「秘蔵素材開示」の構成で展示される。どの章もとにかく情報量が多いのが魅力。報道陣からも「え!」という声が上がったり、思わずため息が出たりする解説もあり、時間が許す限り多くの資料に目を通してほしい。 展示のみならず、思い出づくりを用意してくれているのもうれしいポイント。『呪術廻戦』の作画を支える6人の精鋭アシスタント陣を作者のコメントで紹介する展示では、アシスタント陣が手がけた超絶技巧の背景画を使ったフォトスポットも用意される。フォトスポットの隣には本編も掲載されているので、第52話「規格外」で描かれた、虚式「むらさき(※むらさきは、草かんむりに此が正式表記)」を発動する五条悟などキャラクターになりきって写真を撮ってみよう! 最後のエリア「領域之肆 カラーイラスト」では、2024年3月11日~4月18日まで実施された、「第4回キャラクター人気投票」の上位3名イラストを東京会場で最速展示するほか、芥見先生からのメッセージも。さらに記事では紹介しきれなかったサプライズが多数あり、現地でしか味わえない魅力がある。この機会を逃すとかなり後悔しそうな予感だ。 加えて、今回の内覧会では一部グッズの展示もあった。「のるキャラマスコット3体セット 虎杖悠仁&五条悟&宿儺【人外魔境新宿決戦Ver.】」や「九相図兄弟ラバーキーホルダー」「『葦を啣む』ブローチ」など、どれも売り切れ必至なデザインばかり。入場1回につき1回会計ができ、一部商品を除いて、一人1アイテムにつき原則2個まで購入可能。お財布と相談しながら悔いのないようにセレクトして買い物しよう(会期前・会期中を問わず購入個数制限を変更する場合あり)。 【「芥見下々『呪術廻戦』展」概要】 日程:7月6日(土)~8月27日(火) ※会期中無休 場所:渋谷ヒカリエ9階「Hikarie Hall」