国際原油価格、再び90ドル乗せ-イランのイスラエル攻撃が近いとの観測
(ブルームバーグ): 国際原油価格がアジア時間12日の取引で反発し、北海原油代表油種ブレント先物相場は1バレル=90ドル台に再び乗せた。
イスラエルがシリアの首都ダマスカスのイラン大使館領事部をミサイル攻撃し、革命防衛隊の司令官ら7人が死亡したことへの報復として、イランが24時間ないし48時間以内にイスラエルの南部または北部を直接攻撃する可能性があり、イスラエルが攻撃に備えていると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
複数の関係者によれば、イランあるいは「代理勢力」による大規模な報復攻撃が差し迫っていると米政府と同盟国は認識している。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント先物6月限は一時90.60ドルの高値を付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)5月限も一時85.93ドルまで上げた。
原題:Oil Resumes Gain as Israel Prepares for Potential Iran Attack(抜粋)
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Yongchang Chin