宮崎港西地区緑地と阿波岐原森林公園つなぐ「りんかいひなた橋」完成…歩行者・自転車専用、港の活性化期待
宮崎港フェリーターミナル北側にある宮崎港西地区緑地(宮崎港みなと緑地、宮崎市新別府町)と阿波岐原森林公園をつなぐ歩行者・自転車専用の「りんかいひなた橋」が完成し、17日から利用が始まった。フェリーターミナルなどがある一帯と、ビーチやマリーナがあるみやざき臨海公園方面の間が周遊しやすくなり、整備した宮崎県は港の活性化を期待している。 【イメージ】宮崎市の新庁舎は免震12階建て…市が計画案、立体駐車場や水害対策で敷地かさ上げも
芝生の広場、駐車場、トイレなどを備える宮崎港西地区緑地と、阿波岐原森林公園、みやざき臨海公園はそれぞれ釣りや散歩で訪れる人が多いが、新別府川で隔てられ行き来が不便だった。整備した橋は新別府川の河口に架かり、長さは80メートル、幅は4メートル。2022年3月に着工していた。
この日は宮崎港西地区緑地で式典が行われ、県中部港湾事務所の小川美智夫所長が「来年度には(緑地と宮崎駅東口が直結する市道)宮崎駅東通線も開通する。さらなる発展を期待したい」とあいさつ。早速、関係者や近くの明星幼稚園の園児らが渡り初めした。
宮崎港西地区緑地を巡っては、県が、民間活力を生かしてにぎわいなどが創出される空間づくりを進めようとしている。カフェなどを整備してそこで得られる収益を使って緑地などを再整備する民間事業者に、港湾空間の貸付けをできるようにする国の認定制度「みなと緑地PPP」の活用を検討している。