書斎の奥にユダヤ人女性を見つけた17歳のヨハニスは…劇団民藝「囲われた空」を小笠原響が演出
劇団民藝「囲われた空」が12月7日から15日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。 【写真】劇団民藝「囲われた空」稽古の様子。 本作は、映画「ジョジョ・ラビット」の原作小説としても知られるクリスティン・ルーネンズの「Caging Skies」を、ベネズエラ出身のデジレ・ゲーゼンツヴィが作劇したもの。劇団民藝では、上演台本を丹野郁弓、演出を劇団民藝のKEIKOBA公演「善人たち」も手がけた小笠原響が担い、立ち上げる。 1944年のオーストリア・ウィーンで、ヒトラーに忠誠を誓う17歳のヨハニスは、連合軍の爆撃によって重傷を負ってしまった。母のロスヴィタは、ヨハニスと年老いた祖母の世話をすることに。しかし、母の行動を不審に思ったヨハニスはある日、居間のソファーの下からバイオリンとパスポートを見つけてしまう。書斎の壁の奥には、ユダヤ人である25歳のエルサが隠れていて……。 本公演では、ヨハニス役を釜谷洸士と一之瀬朝登、エルサ役を神保有輝美と石川桃がWキャストで演じるほか、ロスヴィタ役で石巻美香、祖母役で日色ともゑが出演する。 ■ 劇団民藝「囲われた空」 2024年12月7日(土)~2024年12月15日(日) 東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA □ スタッフ 原作:クリスティン・ルーネンズ 脚色:デジレ・ゲーゼンツヴィ 訳:河野哲子(「囲われた空」小鳥遊書房) 上演台本:丹野郁弓 演出:小笠原響 □ 出演 ヨハニス:釜谷洸士 / 一之瀬朝登 エルサ:神保有輝美 / 石川桃 ロスヴィタ:石巻美香 祖母:日色ともゑ ※U-30・高校生以下チケット、バリアフリー割引あり。