東軍最後の一枠は4月プロ入りの“新鋭”高橋佑二郎四段に決定!「大勢のお客様の前で将棋が指せることはありがたい」東京C制し代表権獲得/将棋オールスター
「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024」の東京予選Cブロックが9月23日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、決勝戦で高橋佑二郎四段(25)が瀬川晶司六段(54)に191手で勝利した。この結果、高橋四段は東軍の代表権を獲得し自身初となる東西対抗戦出場を決めた。 【映像】高橋四段が突破!注目の東京予選Cブロック 今年4月にプロ入りし本棋戦初出場の高橋四段が、堂々の予選突破を決めた。高橋四段は、初戦で広瀬章人八段(37)を破る快進撃からスタート。その後も遠山雄亮六段(44)、佐藤秀司八段(57)、石田直裕六段を破り決勝戦の大舞台へと進出した。 決勝戦で激突した瀬川六段とは、公式戦では初対戦。矢倉対雁木の出だしに。先輩棋士の積極的な攻勢に対し、先手の高橋四段もひるまずにしっかりとした対応を見せていた。難所から先に抜け出したのは高橋四段。大舞台でも緩急自在の指し回しで力を発揮すると、着実にポイントを積み重ねてリードを拡大した。流れを掴んだ高橋四段は、最後まで緩まない。瀬川六段の踏ん張りを振りほどき、押し切って待望の勝利を飾った。 過酷な5戦を勝ち抜き出場権を獲得した高橋四段は、「雑なところだったり課題が多く見つかりましたので、精進していきたい」と冷静にコメント。トップ棋士たちと名前を並べて大舞台に立つことに対し「年末に大勢のお客様の前で将棋が指せることはありがたい。シンプルに自分がオールスターの舞台に立てるのは嬉しい。自分の将棋を見た皆さんに見て頂けるので頑張りたいです」と笑顔で意気込みを語った。 この結果、東軍はファン投票で佐藤天彦九段(36)と永瀬拓矢九段(32)、今期念願の初タイトルを獲得した伊藤匠叡王(21)に加え、予選Aブロックを突破した三浦弘行九段(50)、Bブロック覇者で東西対抗戦の“常連”・増田康宏八段(26)と、高橋四段の6名に決定。若き絶対王者の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)らトップ棋士らが参戦する西軍との対抗戦に挑む。 ◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2024 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月15日に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定する。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部