盛岡市で回収した死亡野鳥(オオハクチョウ1羽)から高病原性鳥インフルエンザ H5亜型のウイルス検出 県内今季初の発生 岩手
岩手県は11日、県内で2024年度初めて野鳥による高病原性鳥インフルエンザの発生を確認したと発表しました。盛岡市内で11月3日に回収したオオハクチョウ1羽から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)を検出したもので、環境省は回収地点の周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定しています。 県の発表によりますと、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、盛岡市前九年で回収したオオハクチョウ1羽です。回収時点ですでに死んでいて、県の実施した簡易検査は陰性でしたが、詳しく調べるため検体を送った国立環境研究所の遺伝子検査の結果、7日にA型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 さらに検査したところ、11日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたということです。環境省は7日付けで、回収地点の周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、これに基づき県はこの区域内の野鳥の主要飛来地を巡回し、死亡個体や衰弱個体の早期発見に努め、発見した場合は回収を行います。さらに家きん飼養者に対して情報提供を行い、衛生管理の徹底や異常が見つかった際は早期に通報するよう周知しています。
IBC岩手放送