【ラグビー】豪州去ったエディーの後任はジョー・シュミット。ワラビーズの指揮官就任で再建目指す。
シュミット氏は、「ワラビーズが困難な時期を乗り越えてきたことは承知している。より連携を強化し、オーストラリアラグビー協会からの明確な指示を得て、ワラビーズが前進する道を築く手助けをしたいと思っている」と意気込みを語った。 来年のビッグイベント後の将来については、まだ不確実なことがたくさんある。シュミット氏には、重度のてんかんに苦しんでいる息子がおり、家庭も大事にするなか、長期契約とはならなかった。「今後18か月で仕事をやり遂げ、正しい方向に向かう勢いをつかむことができれば、自分の役割は果たしたと感じるだろうし、もし可能であれば喜んで引き継ぐつもりだ。もし、私が残留することが最善ならば、それが私たちが渡るべき橋だ」 ニュージーランド人だが、強いワラビーズを復活させたいという思いは強い。シュミット氏は、「世界のラグビーファミリーは、ワラビーズがいるべき場所にいることを望んでいると思う。私はワラビーズが競争力を発揮することを切望しており、もし私にできることがあれば、それが私がここにいる理由だ」と語った。「再建には少し時間がかかるだろうし、私はおそらく現実主義者だ。可能な限りの成功を収めるために、懸命に努力するということ以外、何も約束することはできない」 オーストラリアラグビー協会のフィル・ウォーCEOは、「統一したラグビーシステムを構築するという我々の明確な計画を考えると、世界で最も足並みをそろえたラグビー大国であるアイルランドとニュージーランドでのジョーの経験は、我々が前進する上で間違いなく貴重なものになるだろう」と期待している。 ワラビーズの指揮官となったシュミット氏が本格的に動き出すのは3月1日からで、スーパーラグビー・パシフィックで選手をチェックし、7月にはウェールズ代表とテストマッチを戦う。