石破首相、中国・習近平主席の〝国賓来日〟画策か ただ1人辞任迫った青山繁晴議員が警鐘 居座りの悪夢、自民党の根幹崩壊
先の衆院選で、石破首相(自民党総裁)は自ら設定した勝敗ライン「自公与党で過半数」を大きく割り込む大惨敗を喫しながらも、何の責任も取らずに「政権居座り」を続けている。
ただ1人辞任迫る
青山氏は、衆院選総括のために開催した両院議員懇談会(7日)で、ただ1人、石破首相に責任を取って辞任するよう迫った。改めて聞いた。
「石破首相は来年度の予算編成や税制改正までに退陣し、新総裁の下で、来年の参院選でもう一度、信を問うのが憲政の常道であり王道だ」
衆院は13日、委員長と審査会長の人事を正式決定した。予算委員長に安住淳元財務相、憲法審査会長に枝野幸男元官房長官、法務委員長に西村智奈美元幹事長が就くなど、重要なポストを立憲民主党が握った。
「予算委員会をはじめ、重要な委員長を野党に渡したのは〝党内野党〟といわれた石破首相らしい手法だが、自由民主党の根幹が崩れ、国会が〝学級崩壊〟状態になる懸念がある。憲法審査会の会長も野党に譲り、石破首相は『改憲するつもりはない』とあえて満天下に示した。また、野党が予算審議に応じない時に、委員長が正当な職権で開会することも不可能となる。年度内に予算を上げないと国家機能が停止するから、野党に生殺与奪の権を握られる」
法務委員会では、岩盤保守層が警戒する「選択的夫婦別姓」を審議するため、立憲民主党のペースで採決まで進む危険性がある。
来夏に衆参ダブル選や都議選とのトリプル選も選択肢
青山氏は警鐘を鳴らした。「夫婦同姓で、生まれた子供も同じ姓であることが『家』の安定につながっている。日本の根幹に、国民のために祈られる皇室の存在がある。選択的とはいえ、夫婦別姓を端緒に『家』を壊していけば、将来は天皇陛下のご存在が危うい。それは日本を喪うことだ。石破首相にこうした哲学はほぼない」「石破首相が『居座り』を続ければ、自由民主党の根幹が崩れる」
NNNと読売新聞の緊急世論調査(11、12日実施)で、内閣支持率は43%で前回から9ポイント上昇した。来年夏に東京都議選や参院選を控えるなか、青山氏は石破首相の狙いを読み解いた。
「野党の意見を聴く〝例外的首相〟と印象付けた方が辞めなくて済むというのが石破首相の戦術だ。支持率が5割前後まで回復すれば、批判も馬耳東風で済むとお考えだろう。来夏に衆参ダブル選や都議選とのトリプル選も選択肢には入っている。しかし、野党が統一候補を立てれば敗れるおそれは強い」