楽天、自力Ｖ消滅回避 渡辺翔がピンチで火消し４勝目 今江監督「非常にいい役目をしてくれている」
「楽天２－１西武」（３０日、楽天モバイルパーク） さすがの勝ち運を見せた。２番手で登板した楽天・渡辺翔が、ピンチで火消しに成功し今季４勝目。チームも連敗を４で止め、自力優勝の可能性消滅の危機を回避した。「チームが勝てれば一番いいので、勝ち投手はおまけだと思ってます」と笑顔で話した。 しびれる場面だった。同点の七回２死一、三塁の場面。「頑張って投げてきた先発ピッチャーに負けはつけたくない」と懸命に腕を振った。最後は得意のカットボールで岸を三振に仕留め無失点。直後に味方が勝ち越し、勝利投手となった。 右腕はルーキーイヤーの昨季も中継ぎで８勝を挙げるなど、すさまじい“勝ち運”の持ち主。今江監督も「非常にいい役目をしてくれている」と高く評価した。開幕直後は力を発揮できず２軍落ちも経験したが「僕の中でも自信が戻ってきた。期待に応えたい」と力強く語った。
