ムチュア・マドリッド・オープン

通算1000試合目に到達したリシャール・ガスケ[写真/ゲッティイメージズ]

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）は25日、シングルス1回戦が行われ、予選を勝ち上がった世界ランク116位のR・ガスケ（フランス）は同52位のL・ソネゴ（イタリア）に2-6, 5-7のストレートで敗れ、初戦敗退となった。なお、ガスケにとってこの試合はツアー通算1000試合目であり、現役では4選手目の快挙となった。 【シナー、アルカラス、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ】 37歳で元世界ランク7位のガスケは今季は開幕から苦戦しツアー4大会で初戦敗退。それでも2月のバーレーン・テニス・チャレンジャー（マナマ/バーレーン、ハードコート、ATPチャレンジャー）で準優勝を果たすと翌週のカタール・エクソンモービル・オープン（カタール/ドーハ、 ハード、ATP250）で初戦を突破しツアー連敗を9でストップした。 直近では今月のミレニアム・エストリル・オープン（ポルトガル/エストリル、クレー、ATP250）に出場。予選決勝で敗れたもののラッキールーザーで本戦入りすると8強入りを果たした。 そしてムチュア・マドリッド・オープン1回戦ではソネゴと対戦。この日、13本のウイナーを記録したガスケだがソネゴはそれを大きく上回る29本を記録。3度のブレークを許すとリターンゲームでは1度もブレークを返せず、1時間23分で力尽きた。 敗れたガスケだが、この一戦でツアー通算1000試合目に到達。現役選手に限るとN・ジョコビッチ（セルビア）、R・ナダル（スペイン）、F・ベルダスコ（スペイン）に次ぐ4選手目となった。なお、A・マレー（イギリス）も現在、996試合をこなしており、あと4試合でこの偉業に到達することとなる。 【現役選手で1000試合をこなした4選手】 ジョコビッチ 1315試合（1098勝217敗） ナダル 1292試合（1071勝221敗） ベルダスコ 1006試合（559勝447敗） ガスケ 1000試合（604勝396敗）