プラチナでも世界最薄!? わずか1.8mmのケース厚に収められたブルガリ新作のテクノロジーとは?
●世界最薄のプラチナ製ケースが誕生
2014年に登場して以降、“世界最薄の時計”として記録を更新し続けてきたのがブルガリの「オクト フィニッシモ ウルトラ」。 【画像】驚異の薄さに息を呑む! ブルガリ新作を詳しく画像で見る(7枚) 2024年のウォッチズ&ワンダーズにて発表されたのは、その「オクト フィニッシモ ウルトラ」に、新たにプラチナ製のケースをまとわせた特別なモデルです。
これまでチタン製ケースで展開してきた本コレクションですが、さらに扱いの難しいプラチナで極薄のケースとブレスレットを作るのはブルガリにとっても大きな挑戦でした。 ケース厚は驚異の1.8mmで、もちろんプラチナ製ケースとしては世界初の記録。むきだしのムーブメントそのものを腕に巻いているような外観に思わず息を呑むモデルです。 極限の薄さを達成する必然として時刻表示は時と分に分られ、鮮やかなブルーのダイヤルで表示。サンドブラスト加工を施したステンレススティール製ラチェットには幾何学的な装飾が彫り込まれこちらも目を惹きます。 プラチナ製ケースは径40mm。「オクト」シリーズのアイコンであるオクタゴンのケースは、ブルガリの生まれたイタリアのルーツである古代ローマの建築から着想を得たもの。そのベゼルにはサンバースト状の繊細なサテン仕上げも施され、風格のある輝きを見せます。 そして同じくプラチナ製のブレスレットもわずか1.5mmという驚異的と言う他ない薄さを実現。極薄でありながらも、サテンとポリッシュの仕上げ分けが立体感も感じさせます。ブレスレットと一体化するバックルはサテン加工チタン製フォールディングバックルを装備。 ムーブメントは自社製の手巻きキャリバーBVL180を搭載し、世界記録の薄さの達成だけでなく、スイスクロノメーター認定(C.O.S.C)も受け確かな高精度も同時に実現しています。 薄さの極限を追求することで時計の本質が顕になるような「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、プラチナと同時にチタンモデルも発表されており、いずれも限定数はわずかに20本となっています。 ●製品仕様 「オクト フィニッシモ ウルトラ プラチナム」 価格(消費税込):8709万8000円 ・ムーブメント:BVL180超薄型機械式マニュファクチュールムーブメント、手巻き、厚さ1.50mm、2万8800振動、50時間パワーリザーブ ・ケース/ダイヤル:径40mm、厚さ1.80mm ・ブレスレット:サテンポリッシュ仕上げのプラチナ製ブレスレットと一体化されたサテン加工チタン製フォールディングバックル、薄さ1.50mm
VAGUE編集部
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