仙台放送

去年８月、犯罪で得た金と知りながら、現金１２９万円を受け取ったとして逮捕された男について、警察は副業サイトをめぐる詐欺事件などにも関与しているとみて、捜査を進めています。 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕された青葉区木町通２丁目の無職・大橋和之容疑者（３５）の身柄は、６月１２日朝、仙台地検に送られました。 警察によりますと大橋容疑者は、去年８月２４日、特殊詐欺グループから犯罪で得た収益と知りながら現金１２９万円を受け取った疑いが持たれています。警察は大橋容疑者の認否を明らかにしていません。 警視庁などは副業サイトをめぐる詐欺事件で、６月１０日、県内を含む１１カ所で家宅捜索を行っていて、県警では大橋容疑者がこの事件にも関与している可能性があるとして捜査を進めています。 大橋容疑者は、ＳＮＳを通じて離合集散を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ“トクリュウ”の仙台拠点のリーダーとみられていて、警察が金の流れを慎重に調べています。