浅野忠信、日本人初となるTHRトレイルブレイザー賞を獲得! 授賞式を現地からリポート
2024年10月30日(水)、ペニンシュラ東京でザ・ハリウッドリポーター・ジャパン主催の「THRトレイルブレイザー賞 ガラ・パーティー」が開催された。 浅野忠信、日本人初となるTHRトレイルブレイザー賞を獲得! 授賞式を現地からリポート 第39回東京国際映画祭中に開催される本イベントでは、俳優・浅野忠信さんが日本人として初めて同賞を受賞。 国内外の政財界や映画界のゲストをはじめ豪華俳優陣やセレブが来場し、浅野さんの授賞式を華やかに彩った。 トレイルブレイザー賞は、ハリウッドのクリエイターに贈られる名誉ある賞で、見過ごされがちな作品やキャラクターに光を当て、映画界に永続的な貢献を果たした人物に贈られる。 また「トレイルブレイザー(開拓者)」とは、革新を切り拓き新たな道を創る先駆者を意味している。 2周年を迎えたザ・ハリウッドリポーター・ジャパン 同イベントは、ザ・ハリウッドリポーター・ジャパン会長・志賀司の挨拶から開幕した。 「ザ・ハリウッドリポーター・ジャパンは今年で2周年を迎えることができました。日本と世界の映画・TV業界のニュースをいち早く伝える新メディアとして、存在感が急速に高まっています」と語った。 またハリウッドドラマ『SHOGUN 将軍』がエミー賞最多18部門となる歴史的快挙に言及。「このことを祝し、ザ・ハリウッドリポーター・ジャパンが初めて日本人としてトレイルブレイザー賞を贈ることになりました」と浅野忠信さんの功績を称えた。 また「将来、本イベントで話してスタートした企画が、オスカーを受賞する日が来るかもしれません」と、今後もイベントを通じ日本の映画産業、芸術を広め、世界の人々の心を満たす一助になるよう展望を語った。 浅野忠信さんが日本人初となる「THRトレイルブレイザー賞」を受賞 ザ・ハリウッドリポーター・ジャパン・志賀司会長からトロフィーを授与される浅野忠信さん メインイベントであるトレイルブレイザー賞授賞式では、志賀司会長から浅野忠信さんにトロフィーが授与された。 同賞受賞に浅野さんは「めちゃくちゃ嬉しい!」と持ち前のエネルギッシュさで喜びを表現し、会場はお祝いムード一色に包まれた。 続いて「こうして開拓したことを証明してくれたザ・ハリウッドリポーターに感謝です。ありがとうございます」と心から感謝を述べた。 『SHOGUN 将軍』の樫木藪重役で、エミー賞助演男優賞にノミネートされた浅野さんは「藪重は本当はみんなから愛されたくて前向きに向き合っているつもりなのに、なぜか歯車が合わなくて嫌われてしまう。ここがやはりみんなが共感してくれたポイントだと思うんです」と、複雑なキャラクターである藪重に惹かれた理由を明かしてくれた。 また、『SHOGUN 将軍』で主演・プロデューサーを務めた真田広之氏について浅野さんは、「19歳(1993年)で真田さんに出会い、2013年に『47RONIN』でまたご一緒して、そして2023年頃に『SHOGUN 将軍』で成功を一緒に掴ませてもらって、真田さんの支えがあったからです」と真田さんとの縁を感慨深げに語った。 『SHOGUN 将軍』のキャストたちが授賞式を祝福 『SHOGUN 将軍』で共演した西岡徳馬さん、金井浩人さん、穂志もえかさん、向里祐香さん、祁答院雄貴さんが、トレイルブレイザー賞受賞のお祝いに駆けつけ、華やかな授賞式となった。 壇上に『SHOGUN 将軍』のキャスト陣が並ぶと、会場は興奮と歓喜に包まれた。 戸田広松役を演じた西岡徳馬さんは「今日のトレイルブレイザー賞受賞で報われた。おめでとう」と祝福。 また藤役の穂志もえかさんは「撮影現場にいくと、みんなが藪重がお気に入りのキャラクターなんだといつも話していました。みんなが大好きになる多面性を持った役が本当に素敵でした」と、浅野さんの豊かな表現力を賞賛した。 共演者たち一同、浅野さんの周りを明るくするエネルギッシュさと愛情の深さがカナダでの撮影の支えになったと述べ、会場中が浅野さんの人柄に魅了される授賞式となった。 さらにトレイルブレイザー賞を祝福するビデオメッセージがハリウッドから届き、『SHOGUN 将軍』で共演したアンナ・サワイ、プロデューサーのジャスティン・マークス、リーアム・ニーソン、ケイシー・アフレックが、様々な役柄を演じ分ける浅野さんの高い演技力を賞賛し、同賞受賞のお祝いの言葉を贈った。 日本人初となる浅野忠信さんのTHRトレイルブレイザー賞授賞式は、家族や盟友に囲まれ、愛に溢れた華やかな一夜となった。