取材対応したドジャースのフリーマン（撮影・柳原　直之）

　ドジャースのフレディ・フリーマン内野手（35）が22日（日本時間23日）、ヤンキースとのワールドシリーズ（WS）に向けた会見に出席した。 【写真あり】真美子夫人＆愛犬デコピンも大喜び　スイートルームで乾杯！ド軍4年ぶりのリーグV＆WS進出 　負傷している右足首について、フリーマンは「数日前に最初のランニングステップを踏んだときから、足首に痛みが一気に襲いかかってきた」と危機的な状況があったことを明かしつつ、「毎日、足を休めて、走らずに、治療に専念できることは、とても大きなこと。リーグ優勝決定シリーズ6戦目には出場せず、走る必要がなかった日で。ただ、打てるし、走る以外のことは何でもできる」と回復に向かっていると説明した。 　そのうえで「（WS第1戦に）100％出場できる。3日間ほど走っていないが、日に日に良くなっている。打撃は問題ない。今日これからのトレーニングは走ることを除いて全てのメニューをこなす予定」と心配無用を強調し、25日（同26日）のWS第1戦に出場する意気込みを見せた。 　フリーマンはレギュラーシーズン最終盤の9月末に右足首を捻挫。最終カードとなったロッキーズ3連戦を欠場し、回復に努めた。ポストシーズンはテーピングを施し強行出場を続けているが、リーグ優勝決定シリーズでは第4戦、第6戦で欠場するなど万全の状態までは戻っていなかったが、不撓不屈の精神で正解位置決戦への出場へ意欲を燃やした。 　また、レギュラーシーズンが終了してから、ポストシーズン（PS）進出までの取り組みを振り返り「WSまでの過ごし方で生かせることはあるか」との質問には「もちろん今回は（ワイルドカードシリーズを観戦したような）“ウォッチ・パーティー”（選手一同で試合観戦をすること）はしていないが、グループとして団結するために一緒に過ごした時間が多かった。今日もライブBPに参加したり、ウォーカー（ビューラー）がそこで投げたりする。できるだけグループで一緒にいて、団結することが大事。私たちは自分たちのために、そして今回もそれを試してみようと思う」と、チーム一丸で臨んでいることを説明した。 　さらにPSのカギは「速球」だと言及。「シーズン終盤から地区シリーズまでの間に取り組んだ最大のことは、速球を打つことだった。室内ケージで速球を打つことに取り組んだ。ここ2、3年のポストシーズンの数字を見ると、レギュラーシーズンのように速球を打てなかったと思う。それは大きな大きなこと（課題）だった」と説明し、特に速球対策をイメージしたという。 　フリーマンは「メッツのマナイアと対戦する（リーグ優勝決定シリーズの）第6戦前の打者ミーティングでは、速球を打つこと、最初の2、3イニングでノックアウトすることが重要とされた。そして、そのプランに近き、従うことができた。速球に対応できれば、そこから変化球にアジャストすることができる。それを実行し、自分たちのアプローチとプランに忠実であることは、本当にいいことだと思った」と、速球対策が奏功したことを振り返っていた。