開会式 闘志燃やし、米東堂々 /鳥取
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、23年ぶり出場の米子東の選手らは約2万8000人の大観衆の中、堂々とした入場行進を見せた。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 米子東は出場32校中12番目に登場。ブラスバンドの演奏に合わせて両手を高く振り上げ、足並みをそろえてグラウンドを一周した。 「イチ、イチ、イチ」の掛け声で行進を指揮したのは、岩本勇気選手(2年)。いつもの練習でも良く通る声だが、「普段よりもはっきりと聞こえるよう意識した」と笑顔だった。スタンドで見守った諸遊壮一郎選手(3年)の父剛史さん(48)は「まさか甲子園の土を踏む日が来るとは……」と目を細めた。 センバツ旗を手に行進した福島康太主将(3年)は「いよいよ始まると実感した。必ずこの場所で勝利を挙げたい」と闘志を燃やした。 式後、ナインは開幕試合を途中まで観戦。24日の初戦に備え、伊丹市内の球場で最終調整した。【園部仁史】