【おむすび】小手伸也、橋本環奈と同級生役に「マジか」 専門学校の「リアリティーを表現したい」
神戸栄養専門学校の結の同級生・森川学を熱演
俳優の小手伸也が、主人公・米田結(橋本環奈)の専門学校の同級生・森川学を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)について、出演が決まった際の心境や演じる森川への思いなどをコメントした。 【写真】「30代とは思えんくらい似合ってる」…仲里依紗が平成ギャルになりきった制服姿 「初めての朝ドラが100作目の『なつぞら』で、今回の『おむすび』は111作目。なんだかキリのいい数字にまた呼んでもらえましてとても光栄と申しますか(笑)、純粋にうれしかったです。キャスト発表で橋本環奈さんと小手伸也が同級生とニュースが出た時は、ネットがざわつきまして(笑)。僕も最初はマジか! と思って一瞬学生服の自分を想像したんですけど、よくよく聞いてみると専門学校だから年齢が上の人もいるんですよね。橋本環奈さん、山本舞香さん、平祐奈さんの中に小手伸也がいるっていう状況は、一見オチのようなポジションに思われるかもしれませんが、社会人を経験して学び直すために専門学校に入る方は実際に大勢いらっしゃいます。そういう方々のリアリティーをしっかりと表現したいと思って臨みました」 演じる役の森川学についてもコメントした。森川は神戸栄養専門学校で結と同じ班。不動産会社で営業の仕事をしていたが入院をきっかけに栄養士を志した設定。 「森川はグイグイ系ではなく、割と一歩引いたキャラクター。今まで演じてきた役柄上あまり信じてもらえないんですが、素の僕自身もわりと森川に近いメンタリティーなので(笑)、役を作り込まずともこの現場にいると自然と森川になる感じです。橋本さん、山本さん、平さんの3人はもともと知り合いだったり共演経験があったりするそうですごく仲が良く、僕が混ざるとどうしてもおじさんがいるなっていう感じにはなるんですが(笑)、そのリアリティーを生かしつつ、共演者としても信頼してもらえるよう心がけたつもりです。今回、脚本家の根本さんからコメディリリーフ的な期待をいただいているような部分も感じてはいたんですが、そこよりもバイプレイヤーとして主演・橋本さんをどれだけお芝居で手助けができるか、橋本さんにフォーカスがちゃんと当たるお芝居をしないと!という使命感の方が強かったです。やはり主人公の成長や人生を描くのが連続テレビ小説の醍醐(だいご)味。どういうアクセントで、どういうスパイスでいれたらいいのかなと常に考えていました。そんな俳優・小手伸也としての思いが、『人のために』『仲間のために』と栄養士の学校で学ぶ森川の気持ちと、ちょうどリンクしていた気がします」 J班とJ班メンバーについてもコメントした。 「J班は湯上さん(平さん)と矢吹さん(山本さん)がいがみ合っている中で米田さん(橋本さん)が『まあまあ』と言っているのを、森川がさらに外側から全体的に『まあまあ』と言っている構図。そのユニット感がうまく出ているといいですね。森川にとって非常に居心地がいい空間で、娘と言って違和感がないほどの年齢差のある女の子たちと親子のようでいて、仲間であり、同級生。意外と最初からそんな空気でいられたのは、やっぱり皆様のおかげで、何より座長として僕らを気遣ってくれた橋本環奈さんのおかげです。J班で仲良くなるために1回食事会でもした方がいいのかなという気持ちでクランクインしたんですけど、すぐに『あ、これ必要ないや』って(笑)。現場でのそういう距離感や関係性に助けられて、すごく自然に撮影を楽しむことができました。あと、これは自覚がなかったので難しかったんですが、3人(橋本さん、山本さん、平さん)が森川をかわいいかわいいと言ってくれるので、ここで喜んではいけない!変に狙ってあざとくなってはいけない!と訳もわからず常に気をつけていました(笑)」 視聴者へのメッセージと見どころも紹介した。 「僕自身の勉強不足もあるかもしれませんが、管理栄養士という職業を描くドラマは結構珍しいですよね。専門学校での勉強ぶりとか、そこでの経験が結ちゃんの社会人としての、管理栄養士としての生き方を決めていくので、阪神・淡路大震災という物語の大きな起点に次ぐ、第2の起点のような気もしています。専門学校にリアリティーがないと全体的なリアリティーにも影響してしまう部分があるなと感じますし、シーン数はすごく限られているかもしれないですけれども、栄養学校での日常を表現する上ですごく重責を担っていると思うので、ぜひ注目してほしいですね」
ENCOUNT編集部