四つの大屋根が連続した形状の受賞作「マルシェヴィソン」＝多気町ヴィソンで

　イタリアの国際デザインコンペティション「A'（エーダッシュ）デザイン・アワード2023─2024」の審査結果がこのほど発表され、三重県多気郡多気町ヴィソンの商業リゾート施設VISON内にある産直市場「マルシェヴィソン」の建物が最高ランクのプラチナ賞に選ばれた。 　マルシェヴィソンは、産直市場のコンセプトで手島竜司シェフが監修し、㈱赤坂知也建築設計事務所（東京都）が設計した。 　建物は横から見ると山の形の四つの大屋根が連続した構造で、「階段状のスラブをスロープでつなぎ、フレームのピッチを連続的にそろえることで、一続きの空間として認識できることにこだわった」という。