能登に大雨警報 被災地は夕方まで土砂災害に警戒
石川県能登地方には大雨警報が発表中。今日10日昼ごろまで被災地では断続的に雨が降るでしょう。午後は雨のやむ所が多くなりますが、雨がやんでからも夕方にかけて土砂災害に警戒してください。西日本は午後も断続的に雨や雷雨。関東は今夜は一部で雨や雪が降るでしょう。
石川県能登に大雨警報 夕方にかけて土砂災害に警戒
今日10日は、寒気を伴った低気圧が西日本の日本海側沿岸を東へ進んでいます。また、九州の南にも別の低気圧があり、東へ進んでいます。 北陸や西日本の所々で雨が降り、北日本は日本海側を中心に雪が降っています。 被災地には昨日9日から雨雲や雪雲がかかり続けていて、輪島市では今日10日午前9時に、みぞれを観測しました。 午前11時10分現在、石川県能登地方の珠洲市、輪島市、七尾市、中能登町には大雨警報が発表中です。 今日10日の昼ごろまで被災地では断続的に雨が降るでしょう。 午後は雨のやむ所が多くなりますが、雨がやんでからも土砂災害に警戒してください。地震後の復旧作業は、2人以上で声を掛け合って行うようにしてください。できる限り、安全な場所でお過ごしください。 ※令和6年能登半島地震で、揺れの大きかった地域では、通常よりも警戒を高めるため、当分の間、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準や洪水警報・注意報の流域雨量指数基準を通常基準より引き下げた暫定基準で運用されます。
土砂災害の前触れ
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。 1つめは、がけや地面にひび割れができることです。 2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。 3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。 4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。 そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。