「元気づくりのきっかけに」《移住夫婦のバラ見頃》香美市・猪野々バラ園【高知】
高知さんさんテレビ
夏を感じる陽気のなか、香美市のバラ園で色とりどりのバラが見頃を迎えています。大阪から移住した夫婦が「バラ園」に込めた思いとは… 高知市中心部から車でおよそ1時間。山の中を進んでいくと集落にバラ園が! 三木優花記者: 「山の中で心地いい風が吹いています。こちらご覧ください。とてもかわいらしい黄色のバラを近くで嗅ぐととっても甘いいいにおいがします。この色鮮やかな赤いバラのアーチをくぐると色とりどりのバラが出迎えてくれます。最高のロケーションです」 香美市の「猪野々バラ園」では170種類・230本のバラを育てています。バラ園を作ったのは10年前に大阪から移住した近森正志さん・みどりさん夫妻です。 近森正志さん:「ものすごい雑草地帯でとにかく荒地やったので、それをとにかくきれいにしたい」 香南市出身の正志さんは大阪で会社員として働いていました。「いつかは田舎で暮らしたい」と考える中で、猪野々地区に下見に来た際に、その景色に一目惚れし移住。 そこで過疎化や高齢化を目の当たりにし、地域の活性化に役立てたいと、昔から好きだったバラを育て始めました。 近森正志さん:「ホーム&ガーデンというバラで、すごく花つきがよく雨にも強い」 花の映像「レイニーブルー」「アイスバーグ」 安芸市から:「普段の日常生活を忘れてしまうような気分になりますね」 土佐市から:「丹精込めて作っているので、ほんとにひとつひとつ。楽しみです」 それぞれのバラに名札が付いているのもこちらのバラ園の特徴です。近森さんは品種ごとに個性あふれる名前がついているので、お客さんにイメージしてもらいながらバラを楽しんでほしいと話します。 近森正志さん:「美しい里山そして石垣の文化、吉井勇の記念館があります。その強みを私たちのバラとマッチングさせて、頑張っていけたらなと思っています」 妻のみどりさん:「高齢化が進んでいますので、そういう村のひとつの灯というか、元気づくりのきっかけになればいいなと思っています」 夫妻が思いを込めた山の中の花園。バラの見頃は6月10日ごろまでです。入園は無料。また19日の日曜日には「猪野々バラ祭り」が開かれ、アコーディオンの演奏やマジックショーなどが行われます。
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