2024年の倒産件数は52件と過去10年で最多 負債総額49億円 物価高や人手不足【長崎県】
テレビ長崎
燃油を含む物価の高騰などの影響が、企業の経営に大きな影を落とした結果があらわれました。 2024年の1年間に長崎県内で倒産した企業の数は、過去10年で最も多くなりました。 民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、2024年の長崎県内企業の倒産件数は前の年より16件増え、52件でした。 過去10年でみると2022年と並んで最多、(1971年の)統計開始以来10番目に多くなりました。 業種別ではサービス業が16件と最も多く、製造業が9件、卸売業と小売業が7件となっています。(ほか卸売業・小売業7件、建設業6件など) 負債総額は2024年より8億円ちかく増え、約49億円です。 佐世保市の医療法人「篤信会」など、負債が1億円を超えた大口倒産は(前年+1)12件ありました。 全体のほとんどが販売不振を原因に挙げています。 物価高などに加えて、新型コロナの影響があった時期の融資の返済が2024年にピークを迎えたことから、東京商工リサーチは業績を回復できていなかったり、人手不足が倒産につながったケースがあると分析しています。
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