解体予定の病院の壁を破壊…患者の救助を想定に本格訓練 大分
海外で大規模な地震が起きた際に派遣される「国際消防救助隊」の訓練が大分市にある解体予定の病院で実施されました。 ドリルを使って壁を破壊する消防隊員。壊しているのは移転に伴って解体される予定の大分中村病院の旧病棟です。 この訓練はオーストラリアで地震が発生し、病院に患者が取り残されているという想定で行われ、大分市消防局の国際消防救助隊員を含む35人が参加しました。 訓練では隊員たちが病室の壁に穴を開けて身動きが取れなくなった患者を助けたあと、大分DMATの医療チームが点滴などの救命処置にあたりました。 (大分市消防局国際消防救助隊・甲斐順平さん)「本物の建物を壊すことによって臨場感のある訓練ができた。1秒でも早く要救助者にたどりつけるように全力を投入するだけ」 海外での大規模災害時に派遣される国際消防救助隊には大分県内から大分市消防局の6人が登録されています。
大分放送