ヘンリー王子の「私は家族を愛している」発言の真意を伝記作家が分析 「王子は今も自分を被害者だと思っている」
今月半ばにインビクタスのカウントダウンイベントのためにカナダを訪問したヘンリー王子とメーガン妃。その期間中、アメリカのテレビ番組「グッドモーニング・アメリカ」のレポーターの質問に答えた王子はチャールズ国王を見舞うためにイギリスに帰国したことにも言及。「私は家族を愛している」と発言、ロイヤルファミリーへの思いを語り注目を集めた。 【写真】メーガン妃&ヘンリー王子がカナダを訪問!滞在中のベストショット集
でもこの言葉はそのままの意味ではないもよう。英国王室の伝記作家でロイヤル専門家のトム・クインが新聞「ミラー」に語っている。「王子は今も不当に扱われたのは自分だと思っている。だから自分がロイヤルファミリーを許そうと努力していることに、他の家族のメンバーは感謝するべきだと思っている。家族が崩壊したことにおける、自分の役割に気がついていない」。つまり自分のせいだとはまったく思っていないし、むしろ自分が譲歩していることに家族は喜ぶべきだと考えているということ。
クイン曰く「だから王子はテレビ番組に『私は家族を愛している』と発言した。これはアメリカ国民を見事にもてあそぶ発言だ。再び脚光を浴び、“ひどい仕打ちを許すことができる成熟した人”を演じるチャンスがほしくて言ったことだ」。
クインは最後にこんな指摘も。「ヘンリーの問題点はマスコミに対して不満を持っている割にマスコミに構ってもらえないと途方に暮れてしまうこと。世界中から注目されるのは苦痛かもしれないが、無視されるのはもっとつらい。だから英国王室に和解の姿勢を示すことで宣伝効果を得ようとしている」。王子の企み通り、この発言は世界中のマスコミに大きく取り上げられた。とはいえ脚光を浴び続けるにはこのようなパフォーマンスを定期的に繰り返さなくてはいけないということ。次は一体何を言い出すのか、このままこれを一生続けるのか、気になるところである。