中国の与信、5月は拡大基調に戻る-国や地方が債券発行
(ブルームバーグ): 中国の与信は5月に拡大基調に戻った。4月は異例の縮小だった。国と地方政府が5月に債券発行を加速させた。需要を押し上げ、住宅不況による経済的ダメージの打ち消しを狙う投資に向けた資金を調達した。
中国人民銀行(中央銀行)が14日に発表したデータを基にブルームバーグが算出したところによると、経済全体のファイナンス活動を示す5月の社会融資規模は前月比2兆1000億元(約45兆5300億円)増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は2兆3000億元の増加、2023年5月は1兆6000億元の増加だった。
人民銀のデータに基づくブルームバーグの計算によれば、金融機関が行った5月の新規融資は9490億元。予想中央値の1兆1000億元を下回った。
5月のマネーサプライ(通貨供給量)統計では、M2が前年同月比7.0%増となった。予想は7.1%増だった。
原題:China’s Credit Returns to Expansion as Government Sells Bonds、*CHINA MAY M2 MONEY SUPPLY RISES 7.0% Y/Y; EST. 7.1% (抜粋)
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