秋の風物詩「からむし」買い入れ 福島県昭和村
福島県昭和村の秋を象徴するからむしの買い入れが27日、村内の大芦福祉館、村公民館の2カ所で行われた。 村からむし生産技術保存協会の会員が育てたからむしの繊維を、奥会津昭和村振興公社が毎年、買い上げている。両会場には、からむしの茎から取り出された黄金色の繊維が運び込まれた。鑑定人がしなやかさや光沢の美しさなどを基準に「特上」「上」「並」の3段階に格付けした。 公社が買い上げたからむしの繊維は、村内でからむし織製品に加工されるほか、新潟県の越後上布・小千谷縮の原料としても使われる。