人気アニメ『夏目友人帳』新シリーズのテレビ放送が熊本地区でも１３日の日曜日からスタートします。作品のモデル地となっている人吉・球磨地域の観光関係者は「さらに多くのファンが訪れてくれるのでは」と期待を寄せています。 【人吉温泉観光協会・薮田　浩子さん】 「『１０月から（新シリーズの放送が）始まるので楽しみにしている』と声をかけていただいているので、これからもファンが人吉に今以上に来ていただけるのではないかと期待している」 熊本県出身の漫画家・緑川ゆきさん原作の人気アニメ『夏目友人帳』。 幼いころから妖怪が見える主人公、夏目　貴志が、自称用心棒のニャンコ先生や友人らに助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていく、人と妖たちの物語です。 人吉・球磨地域が作品のモデル地となっていて、熊本県は、４年前の豪雨災害からの 復興支援の一環として作品とコラボした様々な企画を実施。 モデル地を巡るガイド付きタクシープランを運行させたり、日没後、人吉市内にキャラクターの影絵を映し出したりするなどしてにぎわいの創出に取り組んでいます。 【人吉温泉観光協会・薮田　浩子さん】 「今、人吉・球磨地域に来られるお客さまの半分くらいは夏目友人帳の聖地（モデル地）巡りで来られているので、人吉の観光にはなくてはならない存在」 こうした中、アニメ『夏目友人帳』の新シリーズ、第７期のテレビ放送が１０月からスタート。 熊本地区ではＴＫＵで今度の日曜日１３日の深夜１時から放送が始まります。 【人吉旅館・堀尾　里美女将】 「夏目友人帳は私自身も大のファン。みんなの話題になっていて楽しみにしているので、私もお客さまと楽しみながら夏目ファンを取り込めるような人吉になるよう力をつけていきたい」 【人吉温泉　鍋屋・富田峰子女将】 「夏目友人帳のファンが毎日のように来ていただいているので、人吉球磨の聖地（モデル地）巡りなどがお客さまでいっぱいになるとうれしい」 また県は、去年に続き今年も、１１月３０日に球磨郡湯前町でアニメ『夏目友人帳』の声優トークショーを開催。 去年のトークショーに出演した『ニャンコ先生』と『斑』役の井上　和彦さんと友人・田沼　要役を演じた堀江　一眞さんに加え、主人公・夏目　貴志役の神谷　浩史さんも出演します。 申し込みは１４日までで、詳しい情報は熊本県観光連盟の夏目友人帳特設サイトをご覧ください。