【MLB】ヤンキースがドミニク・スミスとマイナー契約へ 控え一塁手候補 開幕ロースター入りを目指す
日本時間1月14日、ヤンキースが昨年9月にレッズから解雇されてFAとなっていたドミニク・スミスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えている。ヤンキースは今オフ、FAになったアンソニー・リゾに代わる正一塁手としてポール・ゴールドシュミットを獲得。スミスは控えの一塁手またはDH・代打要員として開幕ロースター入りを目指すことになりそうだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のスミスは2013年ドラフト1巡目(全体11位)指名でメッツに入団した元トップ・プロスペクト。2017年にメジャーデビューして徐々に頭角を現し、短縮シーズンの2020年には50試合に出場して打率.316、10本塁打、42打点、OPS.993という自己最高の成績をマークした。しかし、翌年以降は大きく成績を落とし、2022年オフにはノンテンダーFAに。1年契約でナショナルズに加入した2023年は自己最多の153試合に出場したが、打率.254、12本塁打、46打点、OPS.692と平凡な成績に終わった。 昨季はカブスとマイナー契約を結んだが、開幕ロースター入りを逃し、開幕前に解雇。その後、レイズでもメジャー昇格を果たせず、正一塁手トリストン・カサスを故障で欠いていたレッドソックスに加入した。レッドソックスでは84試合に出場し、打率.237、6本塁打、34打点、OPS.707を記録したが、カサスの戦列復帰に伴って解雇。2日後にレッズと契約したものの、9試合で打率.192と結果を残せず、2週間足らずで戦力外となった。 スミスは2022年以降、外野の守備に就く機会がなくなり、一塁手またはDHとしてプレーしているが、ヤンキースは一塁にゴールドシュミット、DHにジャンカルロ・スタントンがおり、ポジションは埋まっている。コディ・ベリンジャー、DJ・ラメイヒュー、ベン・ライスなど、ほかにも一塁を守れる選手がおり、スミスの入る余地はなさそうだが、故障者が発生する可能性もあるため、スミスとしては地道にアピールを続けていくしかないだろう。