フランシス・フォード・コッポラ監督の新作映画『Megalopolis』、北米配給がついに決定 9月に公開へ

フランシス・フォード・コッポラ監督の新作映画『Megalopolis』、北米配給がついに決定 9月に公開へ

『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』などで知られるフランシス・フォード・コッポラ監督がライオンズゲートと提携し、最新作となる映画『Megalopolis（原題）』を今年9月に北米公開することがわかった。 数十年にわたる制作期間を経て、先日のカンヌ国際映画祭で初公開された本作は、2024年9月27日に北米で劇場公開される予定だ。ライオンズゲートは声明で、今回の提携はコッポラと彼の製作会社アメリカン・ゾエトロープとの既存のパートナーシップの延長だと説明している。また同社は、『Megalopolis』のホームエンターテインメント・プラットフォームでの配給も監修するという。 「私が常に守り、（私の利益のために）優先してきたビジネスルールのひとつは、長い時間をかけて、良き友人であり、素晴らしい協力者であることが証明された企業やチームと仕事を続けることです」とコッポラは声明の中で述べている。「だからこそ、アダム・フォーゲルソンとライオンズゲート・スタジオが、『Megalopolis』をリリースしてくれることに興奮しています。45年目を迎え、驚異的な収益と評価を得ている『地獄の黙示録』に与えられたのと同じ優しい愛情と配慮を、彼らも注いでくれると確信しています」 なお本作は、制作の舞台裏でも問題に直面していたとされている。 The Guardianの5月の報道によると、『Megalopolis』の撮影セットでコッポラが女性を膝の上に座らせたり、エキストラにキスしたりしようとしたと告発された。当時、同サイトの情報筋は、コッポラが「女性たちをその気にさせようとした」と語っていたと付け加えたが、コッポラは今月、The New York Timesのインタビューで疑惑を否定し、「私は他人の身体になれなれしく触れたりしないし、シャイすぎる」とコメント。 さらに、「私の母は、女性に言い寄るのはその人にとって失礼にあたると教えてくれた。私は、自分が熱を上げた女性たちを尊重しなかったことなどない」と述べていた。 コッポラが長い制作期間を経て完成した『Megalopolis』は、今年のカンヌ国際映画祭で初公開され、観客を驚かせた。アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザをはじめ、オールスターキャストが集結した本作だが、観た人の評価は分かれた。しかし、IGN USは本作を高く評価し、レビューでは9点を付けている。