藤井聡太棋聖「永世称号を最初のチャンスでつかむことができてよかった」 21歳11カ月史上最年少で永世称号資格/将棋
永世称号の資格獲得は2017年12月、羽生善治九段(53)が永世竜王で史上初の永世七冠を達成して以来約6年7カ月ぶり。永世棋聖は06年7月の佐藤康光九段(54)以来約18年ぶりで、棋聖戦63年の歴史では6人目となる。歴代の名棋士に肩を並べる偉業に「光栄なことです」と気持ちを引き締めた。
次戦は中4日で6日からの王位戦第1局に臨むハード日程だが、対局地は同じ名古屋市。4連覇中で、5連覇で永世王位の資格を獲得するシリーズとなる。将来的には〝永世八冠〟の期待もかかるが「永世称号は長期的な活躍を問われるので、実力を高めて一つ一つ積み上げていきたい」。〝現役最強棋士〟は着実な努力で新たな偉業に突き進む。(山内倫貴)