「沖縄三大夜景」を望める公園から「為朝岩」までキラリ 浦添グスクの遊歩道 住民が手作りの電飾で彩る
沖縄県浦添市の浦添グスクの遊歩道が3日、ライトアップされ、幻想的な空間が浮かび上がった。照明は地域の親子による手作りで、照らした区間は浦添大公園南エントランスから浦添八景の巨岩「ワカリジー」までの約500メートル。県の沖縄らしい風景づくり人材育成事業の一環で、前田自治会のOB会と青年会、前田小学校PTAが共催した。(浦添西原担当・比嘉直志) 【写真】浦添市が作った歴史アニメ「琉球タイムライン」。人気声優の新垣樽助さんが王様を演じる 地域住民や来場者に、夜景を楽しみながら浦添グスクの歴史に触れてもらおうと初めて企画した。また、ワカリジーのライトアップは本年度から浦添市の事業として実施された。 照明器具は水を入れたペットボトルに青色の絵の具を溶かし、底の部分にライトを貼り付けたもの。400本を手作りし、遊歩道の左右の端に置いて照らした。 仲宗根成那(せな)さん(9)=前田小3年=は「ペットボトルをしゃかしゃか振って、絵の具を溶かすのが楽しい。大好きな公園なので大切にしたい」と話した。 OB会の下地洋平さん(46)は「遊歩道のライトアップは初めての試みで無事開催でき、ほっとした。多くの方に浦添グスクやワカリジーの魅力を感じてもらいたい」と話した。