落選の甘利明氏「全て私の責任」後輩議員の援護も「期待に応えることができない不甲斐ない先輩」
自民党前職の甘利明元幹事長(75)は27日、神奈川20区で、立憲民主党新人の大塚小百合氏(44)に敗れ、落選した。 選挙から一夜明けた28日、X(旧ツイッター)を更新。敗戦の弁を述べた。「多くの方から大変なご尽力をいただいたにもかかわらず議席を得ることができませんでした。選対の皆さん、まちで応援してくださった皆さん、ネットの皆さんにもこれ以上できないというところまでやっていただいたと深く感謝をしております」と書き出した。 続けて「にもかかわらずこのような結果になったことは全て私の責任であり本当に申し訳ないと思っています。私を心配して後輩の議員がたくさん応援に駆けつけてくれました。期待に応えることができない不甲斐ない先輩で申し訳なく思っています」と記述。最後に「日本と、そして選挙区に関しても心配なことは多々ありますが今後については冷静に、そして関係者の皆さんとしっかり相談をさせていただいて判断して参ります」とした上で「本当にありがとうございました」と感謝した。 甘利氏は比例代表候補の「73歳定年制」に該当し、重複立候補しなかった。甘利氏は1983年衆院選で初当選し、経済産業相や自民選対委員長などを歴任した重鎮。 幹事長在任中だった2021年衆院選は、衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う区割り変更前の旧神奈川13区で当時の立民新人に敗北。比例南関東ブロックで復活当選したものの、幹事長を辞任した。